目次
客観的に状態を把握できるため不妊治療でもセカンドオピニオンをおすすめします
不妊治療は非常にデリケートで複雑な治療のうちの1つです。
なかなか思ったような成果が上がらない場合、治療を受ける方はさまざまな不安や疑問を感じます。
そんな場合は普段通っているクリニック以外のところで客観的な意見を聞く、セカンドオピニオンを活用してみましょう。
セカンドオピニオンを気になっていたことを聞くチャンスとして活用する方もいます。
セカンドオピニオンでは客観的な意見を聞くことができます
「セカンドオピニオン」という言葉を聞いたことがあるという方は多くいらっしゃるでしょう。
セカンドオピニオンは医療の現場で比較的行われるケースが多く、普段の通院や治療をしている医療機関とは別の医療機関を受診し、他の医師の意見を参考に聞くというものです。
セカンドオピニオンを行う時点では、転院が決定しているわけではなく、あくまでもベースはいつもの医療機関ということになります。
治療期間が長くなればなるほど、普段の医師の見解がすべてになってしまいがちで、治療を受ける方もその医師の行う治療を受けるほかありません。
しかし長期にわたり治療を受けていると、主治医や自分の立場ではなく客観的な立場の人に意見を聞いてみたいと思う場面もあります。
不妊治療の場合は、とくにすぐ結果が出るものではないため、セカンドオピニオンを希望する方も少なくありません。
状態や治療について不安や疑問がある場合にはセカンドオピニオンを活用してみましょう。
治療を受けている方は普段とは異なる角度から自分の状態を聞くことができますし、医師としても異なる意見を聞くことで気が付くこともあるでしょう。
不妊治療は専門のクリニックを受診することをおすすめします。
不妊治療は非常に専門的な治療になります。
医師にはそれぞれ専門分野があり、全国の婦人科や産婦人科の医師の中には、不妊治療について知識をあまり持っていないというケースも考えられるでしょう。
しかし治療を受ける患者側の立場からは、そういった部分について判断をすることが難しいものです。
そのため、長く治療を続けていたけれど成果がでないため、不妊治療専門のクリニックへ転院したら、すぐに妊娠できたというケースも少なくはありません。
不妊治療は原因の特定や、治療方針の見極めが非常に難しいものです。
そのため、高度な医療技術や実績を見極めて受診するクリニックを選ぶことが非常に重要です。
現在通っている医療機関や医師の治療方針に疑問や不安を感じる場合は、そのまま通い続けても不安やストレスをぬぐうことはできません。
そのような場合には、一度不妊治療の専門クリニックでセカンドオピニオンを受けてみることをおすすめします。
不妊治療は治療を行うタイミングが大変重要になる場合が多いです。
少しでも迷いがある場合は、なるべく早めに行動に移すことをおすすめします。
セカンドオピニオンを受ける際には主治医に紹介状を出してもらいましょう
セカンドオピニオンを受けたいと思ったとき、主治医になかなか言い出せずに、他の医療機関やクリニックを並行して初診として受診する方がときどきいます。
しかし初診で受診すると不妊治療は最初の段階の検査からスタートし、時間をロスしてしまうことになるので、セカンドオピニオンを受けたい場合は、主治医に紹介状を出してもらうようにしましょう。
紹介状を出してもらうと、これまでの不妊治療の流れや治療の結果などが記された状態であるため、時間のロスもなく、セカンドオピニオンとして意見する医師としても資料を参考にすることができます。
セカンドオピニオンを受けることについて、医師との関係性が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしセカンドオピニオンを受けることについて、嫌な顔をする医師はあまりいないというデータもありますから、心配は要らないでしょう。
むしろ嫌な顔をするような医師やクリニックで治療し続けることは、ある種の問題があるとも考えられます。
セカンドオピニオンを受けたい旨や紹介状を書いてほしいことなどを医師に直接伝えづらいという場合は、看護師や受付に申し出てもよいかもしれません。
不妊治療は不安を抱えたまま治療するよりも、不安なく治療を受けられる環境を整えることが大切です。
(まとめ)不妊治療でセカンドオピニオンを行う必要はある?
自分の体の状態や治療方針などを客観的に把握するためにも、不安や疑問がある場合には、不妊治療の最中にセカンドオピニオン取り入れることをおすすめします。
さまざまな視点で確認することで、わかることも少なくありません。
治療期間が長くなるほど、客観的な立場の医師からの意見を聞いてみたいと思う場面があります。
客観的な意見で自身の状態や治療について知りたい場合には、積極的にセカンドオピニオンを活用してみましょう。
医師はそれぞれ専門分野があり、婦人科や産婦人科の医師でも不妊治療についての知識があまりないケースもあります。
不妊治療は非常に専門的な治療になるため、専門のクリニックを受診するようにしましょう。
セカンドオピニオンには、主治医の紹介状が必要になります。
紹介状には治療の履歴や治療の結果が記されており、検査の時間ロスを防げるだけでなく、医師の参考資料になります。
紹介状を医師にお願いしづらい場合は、看護師や受付で申し出てもよいでしょう。