1年間避妊せずに過ごしても妊娠しなければ不妊症の可能性があるため医師に相談しましょう


避妊せず過ごせば2年で妊娠することがほとんどですが、もし1年経っても妊娠しない場合は不妊症の相談にクリニックを受診することが勧められています。

年齢とともに卵子や精子が老化し妊娠しやすさは下がっていくため、心配があれば早めに医師と相談し夫婦で必要な治療を受けましょう。

また生活習慣の改善も健康的な体づくりに役立つため、こまめなストレス発散や運動などによる血行促進、肥満を防ぐための食事がポイントになります。

結婚して2年以内に妊娠するカップルがほとんどと言われています

避妊をしないで過ごしていれば結婚してから2年以内に妊娠しているカップルがほとんどと言われていますが、1年以内に授かることができなければ不妊症の可能性があるでしょう。

健康な男女で妊娠できる状態であれば2年が目安ですが、晩婚化や高齢出産が増えていることから、1年間が目安となり早めに不妊について医師と相談することが勧められています。

相談は夫婦で一緒に出かける

もし1年避妊せずに過ごして妊娠に至らなかった場合、子供を望むのであれば早めにクリニックへ足を運びましょう。

しかし、不妊治療についてまったく知らなければ不安を感じることは当然とも言えます。
そのため、先に説明会へ出席して知識をつけておくこともおすすめです。

また夫婦のどちらかだけでクリニックを受診し不妊治療に取り組もうとしても、実はパートナー側にも原因がある可能性もあります。

そのため夫婦一緒に受診することが勧められており、どうしても相手が受診してくれそうにない場合はクリニックで相談してみましょう。

年齢とともに妊娠する力は下がっていくことを知りましょう


自然妊娠を望む場合年齢も大きく関わっており、それだけではなくあらゆる要因が関係しています。

以下のような要因が自分に当てはまるか、チェックしておきましょう。

年齢は卵子や精子の質に関わる

卵子の元になる細胞は生まれた時にすでに持っており、二次性徴を迎えて排卵が起きるようになってから成熟と排卵が始まります。

そのため体の成長とともに長い年月を過ごしてきた卵子の元になる細胞は、同じように年月を重ねているため年齢が上がるにつれて健康な卵子になる確率も下がると言われています。

そして卵子だけでなく精子も年齢とともに老化し、運動率が下がったりDNAの損傷があったりすることが増えるのです。

生活環境も影響を及ぼす

年齢を重ねるとともに社会的な地位も上がることが多く、責任ある立場になるほど大きなストレスを抱えやすくなります。

ストレスはホルモンの分泌に影響を与えるため、ため込んでしまうと妊娠する力にも関わり、1年以上避妊をしていなくても妊娠できない状態になってしまうでしょう。

また仕事などのために生活が不規則になることもホルモンバランスに支障をきたす原因となります。
そのため妊娠を目指すには、クリニックでの治療と合わせてアドバイスに従った生活の改善もおすすめです。

妊娠力を高めるための生活改善もおすすめです

医師とともに不妊治療を進めながら健康的な体を維持することは、妊娠しやすさを高めることにも役立ちます。

そのため、以下のポイントを改善しながら生活してみましょう。

ストレスを抱えすぎない

たとえば1年の間に妊娠できなかったらと不安に思ってしまうとそれがストレスとなり、ホルモン分泌に影響するかもしれません。

その他にも、仕事や日常生活の中でストレスを感じることが多いと積み重なりストレスが大きくなってしまうため、適度にストレスを発散しておきましょう。

血行促進する

全身に十分な栄養素と酸素が行き渡り、いらない物が排出されるようになると健康的な体づくりに役立ちます。

そのために血行促進が必要で、心拍数を上げて血流量を増やす運動や入浴をするとよいです。

太りにくい食事を選ぶ

肥満になると増えた体脂肪から分泌される男性ホルモンの量も増えてしまいうため、肥満を予防する和食中心のメニューを選びましょう。

和食は脂肪控えめで食物繊維をたっぷりと取ることのメニューが多いため、肥満予防の食事としておすすめです。

(まとめ)1年間避妊なしで妊娠しなかったら不妊症なの?

1.1年間避妊せずに過ごしても妊娠しなければ不妊症の可能性があるため医師に相談しましょう

避妊せず1年間が経過しても妊娠しなければ不妊治療を相談してみましょう。
年齢を重ねるほど妊娠しやすさも低下するため早めに夫婦で受診することがおすすめです。

また健康的な体づくりのために生活習慣の改善もよいでしょう。

2.結婚して2年以内に妊娠するカップルがほとんどと言われています

避妊せず過ごすと2年以内に妊娠すると言われるため、1年のうちに妊娠しなければ不妊の可能性が高いでしょう。

その場合夫婦で一緒に不妊治療について相談してみることがおすすめで、パートナーが応じない場合はクリニックに相談をしてみてください。

3.年齢とともに妊娠する力は下がっていくことを知りましょう

年齢が上がるとともに自然妊娠は難しくなりますが、これは年齢を重ねると卵子の元になる細胞が老化することや、精子の異常も出やすくなっていくことが挙げられます。

また生活の乱れの影響もあることから、治療とともに生活習慣も改善しましょう。

4.妊娠力を高めるための生活改善もおすすめです

生活習慣を改善して健康的な体を維持することも不妊症改善におすすめです。

そのポイントは、ストレスを抱えず発散する・血行を良くする・肥満を予防する食事を取ることがあります。



仕事や趣味を続けながら、無理のない不妊治療を

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産科婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032
東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル6F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師