目次
エストロゲンは妊娠に欠かせないホルモンで不足すると不妊症になる可能性があります
エストロゲンは妊娠しやすい体づくりを促すため、不足すると不妊症になる可能性があります。
普段の生活でできるセルフケアとしては、エストロゲンに似た構造のイソフラボンを含む大豆製品を適度に取ることですが、取りすぎると違ったリスクが生じる可能性があるため、適量を心がけましょう。
またクリニックで不妊治療を受けてエストロゲンを補充する方法があり、経口剤などを使って行われます。
そして不妊治療として取り組む場合は夫婦一緒に通院する必要があるため、通いやすく安心できるクリニック選びも大切です。
エストロゲンは受精や妊娠をしやすくする働きを促します
女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンがあり、2種類がバランス良く分泌されることで妊娠しやすい体づくりに役立ちます。
このうち妊娠の成立に関わりの大きいエストロゲンについてご紹介しましょう。
エストロゲンは主に妊娠しやすい体づくりを促すホルモンで、次のような働きが促されています。
- 卵胞の成熟を促し排卵を導く
- 精子が侵入しやすいよう頸管粘液を分泌させる
- 子宮内膜を厚くし受精卵が着床しやすくする
その他に妊娠中には乳腺の発達を促す、妊娠や出産以外では骨を強くして骨粗しょう症を防ぐ、悪玉コレステロールを抑えるなどの働きがあると言われています。
エストロゲンが不足すると促される働きが十分ではなくなるため、不妊に悩まされることがあるでしょう。
その他にも肌のハリツヤが低下する、抜け毛が多くなる、自律神経が乱れる、骨粗しょう症や認知症のリスクが高まることなどが挙げられるのです。
毎日の食事でエストロゲンの量を適度に保ちましょう
食品の中にはエストロゲンを補う働きがあると言われる物もあり、上手に毎日の食事で摂ることで女性ホルモンのバランスを整え、妊娠しやすい体づくりにつながると期待できます。
大豆に含まれるイソフラボンがエストロゲンと構造が似ているため、適度に取るとエストロゲンの不足を補うと言われています。
そのため毎日適度な量の大豆製品を取るようにするとホルモンバランスを整える役に立ち、不妊の予防にもなることが期待されるのです。
たとえば納豆やみそ汁、豆腐のような食品はメニューにプラスしやすくカロリーも低いため、積極的に活用しましょう。
エストロゲンは卵巣から分泌されるだけでなく、脂肪組織でも合成されるため肥満の人は食事でエストロゲンを補おうとすると過剰になる場合があります。
エストロゲンは多ければ多いほどよいわけではなく、その状態が続けば乳がんや子宮体がんなど違ったリスクが出てくることもあると知っておきましょう。
不妊治療でエストロゲンを補う方法もあります
セルフケアでエストロゲンの分泌不足を補い、女性ホルモンのバランスを整える方法もあります。
しかし不妊の心配がある時は、医師の元でエストロゲンの分泌を補う治療を受けることも妊娠しやすさを高めるための方法です。
クリニックで行われているエストロゲンを補充する方法には、経口剤・注射剤・貼付剤の3種類があります。
どのタイプの薬を使うとよいかは医師の判断で行われるため、状態や妊娠についての希望などをよく話して相談しておきましょう。
エストロゲンを補充する治療を受けるためには不妊治療を取り扱っている病院を受診することが必要です。
そしてエストロゲンの不足を含めて不妊治療に取り組み妊娠を目指す場合には定期的な通院も必要になります。
そのため通院しやすいかどうかを考慮してクリニックを選ぶことも大切で、不妊治療には夫婦一緒に出かけることも必要なため、2人とも通院にムリがないかを確認しましょう。
また以下のポイントをクリアできるクリニックは、仕事をしながらでも安心して通いやすくおすすめです。
- 多数の不妊治療実績がある
- 最近の不妊治療データが公式サイトで確認できる
- 診察以外に説明を聞く機会がある
- アクセスが便利
- 完全予約制で待ち時間が少ない
クリニック選びの際に、参考にしてみてください。
(まとめ)エストロゲンが不足すると不妊症になるの?
妊娠しやすい体にはエストロゲンが必要で不足すると不妊症の恐れがあります。
セルフケアで大豆製品を適度に摂るとエストロゲン不足を補う役に立ちます。
また不妊治療として薬で補充する場合、夫婦で通院することも考慮しともに通いやすい病院を選びましょう。
女性ホルモンの中でもエストロゲンは、妊娠しやすい体づくりに欠かせない物で、子宮内膜を厚くしたり精子が侵入しやすくしたりします。
それだけでなく、骨粗しょう症や認知症のリスク低減などにも役立つでしょう。
たとえば大豆食品はイソフラボンというエストロゲンに構造の似た成分が含まれており、適度に食べると不足を補うと言われています。
しかし過剰摂取すると違ったリスクが出る可能性があるため、適量を心がけましょう。
エストロゲンの不足を補う治療法には、クリニックで経口剤や注射剤、貼付剤を出してもらうことがあります。
また不妊治療を続けるには夫婦一緒に通うことも考え、2人がムリなく通院できる病院を選びましょう。