人工授精の妊娠率はどのくらい?
人工授精の妊娠率は10%程度といわれています。
人工授精の妊娠率は、患者さまの年齢や身体の状態によって異なりますが、およそ10%程度といわれています。これはあくまで1回目の妊娠率で、繰り返しトライすることで妊娠率は上がる傾向にあります。回数を重ねることで妊娠率も上がりますが、そのほかにも妊娠率を高める方法はいくつかあります。
人工授精(AIH)とは?
人工授精は、良好で活発な運動精子を選別し、人工的に子宮腔内に注入することで妊娠を試みる不妊治療です。精子を子宮腔内に送り込む際は、やわらかい樹脂でできたカテーテルを使うため、痛みはほとんど感じません。
タイミング法で妊娠に至らなかった場合に、次のステップとして人工授精をおこなう方も多いです。男性側に軽度の不妊症がある場合や、何らかの理由で性交渉ができない夫婦などに適応できます。
人工授精の妊娠率はどのくらい?
先述したように、人工授精の1回目の妊娠率は10%程度といわれています。人工授精で妊娠された方のほとんどは、3〜5回ほど人工授精を繰り返しおこなっています。
しかし、6回目以降は妊娠率が下がる傾向にあります。そのため5回目で妊娠に至らなかった場合は、別の治療法を検討する必要があり、多くの場合は体外受精を受けることになります。
また、女性の年齢が高くなればなるほど妊娠率は下がっていきます。30代後半や40代の女性の場合は、人工授精ではなく最初から体外受精を選択される方も多い傾向です。
妊娠率を高める方法とは?
人工授精は回数を重ねると妊娠率が上がりますが、その分費用も時間もかかることになります。なるべく少ない回数に抑えられたら1番よいでしょう。ここでは、妊娠率を上げるためのいくつかの方法を紹介します。
排卵誘発剤を使用する
排卵誘発剤を使用することで、妊娠率を高めることができます。排卵しないと妊娠ができないため、排卵誘発剤で卵子を刺激して排卵を促します。投与の方法は、内服薬、注射剤、点鼻薬などがあります。
場合によっては副作用をともなうため、使用の判断は医師と相談して決めましょう。
35歳までに治療を受ける
女性の年齢が高くなるほど卵子の質が下がり、妊娠率も低下してしまいます。20代、30代前半で不妊治療を検討している方は、早めに始めるのがよいでしょう。特に人工授精は身体に負担が少なく、より自然に近い治療法のため、女性が自然妊娠できる状態であることが前提です。
35歳以上になると妊娠率が落ちてしまうため、ほかの治療法を検討した方がいい場合もあります。妊娠率を考えるなら、35歳までを目安に治療を受けることがおすすめです。
排卵日前に性交渉する
人工授精の治療期間中は性交渉の制限はなく、むしろ排卵日の前後に性交渉をすると妊娠率が上がるという報告があります。特に排卵2日前から排卵前日が妊娠しやすいといわれています。治療期間中はもちろん、人工授精当日も特に制限はないため、排卵日を意識して夫婦で話し合ってみるのもよいでしょう。
人工授精のメリット
ここでは、そんな人工授精のメリットを紹介します。
繰り返し治療がしやすい
人工授精は繰り返し治療を続けることで、妊娠率も高くなるメリットがあります。体外受精などに比べると妊娠率は低くなりますが、何度かトライすることで妊娠に至る可能性が高まります。20代、30代前半の女性や軽度の男性不妊の方に向いています。初めての不妊治療のファーストステップとしてもハードルが低く、始められやすい治療法といえます。
ほとんど痛みがなく、身体への負担も少ない
人工授精は自然妊娠に近い治療法のため、身体への負担が少なく済みます。これに対し、体外受精は採卵や胚移植など、痛みがともなう場合も多く、麻酔を使用することもあります。個人差がありますが、人工授精の際の痛みをほとんど感じません。治療当日の所要時間は30分程度で、働きながら不妊治療をする方でも比較的容易に始めることができます。
初めての不妊治療は六本木レディースクリニックで
人工授精はハードルが低く、比較的容易に始められやすい不妊治療です。妊娠率も1回目は10%程度とそこまで高くありませんが、繰り返し続けることで一定の妊娠率が望めます。
しかしながら、患者さまのご協力と医師の技術がなければ、妊娠は成立しません。不妊治療をおこなえば必ず妊娠できるというわけではなく、事前に検査をして、一人ひとりの身体に合った適切な治療法を選択することが大切です。人工授精が適切なのか、ほかの治療法を検討するべきなのかは、検査をしてみないことには始まりません。
六本木レディースクリニックは、不妊治療専門のクリニックで、一人ひとりに適した治療を提供しています。人工授精はもちろん、さまざまな治療実績があります。まずは不妊治療を始める一歩として、検査やカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
監修医師紹介

- 経歴
- 帝京大学医学部付属溝口病院勤務
- 母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
- 国立成育医療研究センター不妊診療科
- 緑風荘病院 血液浄化療法センター
- 六本木レディースクリニック勤務
- 資格・所属学会
- 日本産科婦人科学会 専門医
- 日本産科婦人科学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本産科婦人科内視鏡学会
体外受精・不妊治療の六本木レディースクリニック